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昔ながらの栽培方自然とはよくできたものです。カントリー・サムライ・コーヒーは、自然を理解し、従い、受け入れて学ぶのが信条です。一部で信じられているように、コーヒーはつるや草ではなく、樹木です。自然な状態では、成熟したコーヒーの木は5メートル以上にもなるのです。ところが、コナにある600ほどのコーヒー農園はどこも人の背丈ほどに木を切り揃えています。これは収穫がしやすいようにという生産側の考え方によるものです。
カントリー・サムライ農園では、木を低く剪定せず、自然のままの高さで栽培しています(昔はコナの農園は皆そうしていました)。木は大きなままにしておくことで、よりしっかりとした根が育ち、枝葉の隅々までたくさんの土壌栄養分が吸い上げられるようになります。結果としてコーヒーはよりリッチで成熟した味わいの実をつけるようになるのです。また大きな木にしておくことで、一本当たりのコーヒー生産量も格段に違ってきます。私たちの農園は決して大きなものではありませんが、耕地面積辺りの収穫量が他のコナ・コーヒー農園の五倍にも及びます。大きな木を保つことで、年間を通して皆様に香り高いコーヒーをお届けできる量を収穫できるのです。 もちろん木が大きな分、収穫には手間が掛かります。コナ・コーヒーの実はすべて手摘みなので、写真のように大きなはしごを移動させ、昇り降りながら収穫しなければいけません。しかし、この大きな木を維持することで、より高品質のコーヒーの実ができるのです。そう考えれば、この重労働も十分に報われるのです。 全世界のコーヒー生産量の中で、コナ・コーヒーのシェアは、とても微々たるものです。中でもカントリー・サムライ・コーヒーは、この自然農法により他のどこにもない品質を保つ、限定商品だといえるのです。 ワインの品質は、収穫されたぶどうの収穫場所と出来た年、つまりぶどうのクオリティが決定します。コーヒーもそれと同様です。コーヒーの実はいったん収穫されると、その品質を向上させることはできません。焙煎によってコーヒーの味や品質を向上させることができるという誤った知識も流布しているようですが、いくら高度な焙煎テクニックを使っても、質の劣ったコーヒー豆から美味しいコーヒーを産み出すことは不可能なのです。 |
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